★全国の持家比率を知る
不動産投資をする上で面白いデータがあります。
全国の持家比率です。都市部と地方では持ち家比率が変わります。
全国地域を抜粋しましたが、都や府、県などの大きな世帯数の統計でこれだけ持ち家の比率が違います。
大都市といわれる東京都、愛知県、大阪府、福岡県などが持ち家比率が低く、約半数が何らかの形で賃貸住宅に住んでいます。
平成18年度のデータ 数値は世帯数です
平成18年 |
総世帯数 |
持家世帯 |
その他の世帯 |
持家比率 |
全国 |
48,168,309 |
29,927,443 |
18,240,866 |
62.13% |
東京都 |
5,625,960 |
2,665,109 |
2,960,851 |
47.37% |
北海道 |
2,335,185 |
1,307,125 |
1,028,060 |
55.98% |
山形県 |
381,487 |
287,727 |
93,760 |
75.42% |
神奈川県 |
3,458,128 |
2,022,173 |
1,435,955 |
58.48% |
富山県 |
363,763 |
287,618 |
76,145 |
79.07% |
長野県 |
764,245 |
542,295 |
221,950 |
70.96% |
愛知県 |
2,636,362 |
1,574,798 |
1,061,564 |
59.73% |
大阪府 |
3,543,108 |
1,922,803 |
1,620,305 |
54.27% |
奈良県 |
493,228 |
358,219 |
135,009 |
72.63% |
広島県 |
1,107,830 |
687,854 |
419,976 |
62.09% |
香川県 |
370,125 |
259,694 |
110,431 |
70.16% |
福岡県 |
1,956,396 |
1,065,995 |
890,401 |
54.49% |
佐賀県 |
282,226 |
197,788 |
84,438 |
70.08% |
沖縄県 |
483,193 |
250,228 |
232,965 |
51.79% |
沖縄県の持ち家比率が低いのはなにか訳があるのでしょうか、、、沖縄にゆかりのない私には理由はわかりせん。。。
県単位の大きな地域でこれだけ差がでます。地方都市になればなるほど持ち入れ比率が高くなり、富山県では80%近くもの高い比率で持ち家に住んでいます。
大都市のもう少し小さな地域で見てみると、
平成18年 |
総世帯数 |
持家世帯 |
その他の世帯 |
持家比率 |
東京23区 |
3,936,625 |
1,802,545 |
2,134,080 |
45.79% |
名古屋市 |
917,024 |
435,734 |
481,290 |
47.52% |
大阪市 |
1,188,290 |
496,237 |
692,053 |
41.76% |
広島市 |
467,793 |
247,431 |
220,362 |
52.89% |
福岡市 |
620,466 |
238,417 |
382,049 |
38.43% |
さらに持ち家比率は下がります。大都市部は持ち家比率が50%を下回るところがほとんどです。
やはり地価の高い都市部地域は、自宅やマンションの購入するためのお金も高額になり、通勤の便利さなどから賃貸住宅などを利用する人が多くなることがデータで立証されています。
地価の安い地方などは、特に若い世帯でも一戸建てなどの住宅が購入しやすいことと、親も持ち家を所有しその敷地に家を建てたり、相続で家を手に入れたりと都市部に比べ持ち家を所得できる可能性も高くなり、持ち家比率も高くなります。
この数値を見るだけでも、大家さんとしてどのエリアで大家さん業をすべきかは明白です。
私自身、大阪府でも一番の繁華街である、大阪市北区に住んでいます。マンション経営も自宅近くが中心で、電車などで1時間でいけるところにしか物件を所有していません。
関東在住の人が福岡や札幌のアパートを購入して投資されている人もたくさんいますが、私は自宅で通える範囲でしか購入していません。
立地の便利な都市部は賃貸の需要があり、需要の少ない地域に比べ有利に大家さん業を展開できます。
ただ、地方の中心都市は持ち家比率も低く、地価も安いため、チャンスの多い市場です。
この日本の持ち家比率を見るだけで、大家さんとして成功するチャンスがまだまだあることを証明しています。
これだけ、地価が安くなり分譲マンションブームなどで若い世帯でも自宅を購入していますが、まだまだ賃貸の需要はあります。
新しく自宅を購入し、持ち家組に入る人がいる中で、自宅を手放さなくては、いけなくなる人もいます。
持ち家比率は地域ごとに変化するだけで、同じ地域で急に持ち家比率が上がることはありません。
人口統計や持ち家比率、物価指数などのデータは大きな図書館に行けば閲覧することが出来ます。必要なデータをコピーし使用しています。
これから投資をする地域のデータを一度調べてみてください。この行動も小さな一歩の始まりですよ。
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